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8:15~17:30

ごあいさつ

 皆さん今晩は、何年振りでしょうか。頭も眉毛もこんなに白くなり、すっかりイナバの白兎になった私が皆さんに高い席から話をすることになろうとは、つい先日まで夢にも思っておりませんでした。
 西脇さんから電話を頂いた時に申し上げましたのですが、同友会の皆さんの中には私よりずっと若くて、しかも立派に活躍していらっしゃる方が多勢居るのに、「何で私が・・・ちょっと考えさせて下さい」と申し上げました。
 二度目のお電話でお会いして、最近の会の事情をいろいろ聞いているうちに、昔の話が出て調子にのり、私の出席していた頃の同友会では、お互いに勉強しているんだから指名された時には断り切れないという不文律のようなものが暗黙の中に出来ており、またそれには良い殺し文句があって「恥をかく事を恐れていては進歩はない」とか何とか話しているうちに、つい引き受ける結果となりまして今は経営の話はとても出来ないが、戦前、戦後、という波乱に富んだ時代を、どんな風に歩んで来たか当時の事情くらいのことしか話せませんよ、と条件付きで今晩出させて頂きました。また、話のあとで質問が飛んで来るとのことですが、それが一番頭の痛いところで、いかに頭がカラッポか、すぐバレてしまいます。
 昔からの言葉に、八十の三つ子と申しまして、八十になると心の欲気が抜けて、天真爛漫、三つ子の無邪気さに戻るということです。
 私は暦年齢が七十七歳と三ヶ月です。
 実年齢はもっと若いつもりでおりましても、あと一年チョットで昔風で言う八十歳です。
ちょうど今は五歳位の無邪気で可愛いい盛りです。
どうぞいじめないようにお願いします。
それから私の言葉には時々岐阜弁がまじり、聞きにくいところもあると思いますが、あしからずお願いします。

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